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特定秘密保護法案、参院特別委で可決!治安維持法なの?「運命の人」を取り締まるもの? [社会]



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与党がなぜか急ぐ「特定秘密保護法案」が参院特別委でも可決され、

今夜にも参院本会議で成立となりそうです。

この法案は戦時中の治安維持法のような言論の自由を抑圧するものなのでしょうか?

それとも報道の自由を抑圧するものでしょうか?

それだと怖いですね。

世論は会期を延長して慎重な議論を望んでいるにも関わらず、数の論理で強硬に進める姿が

かえって怖さを増しますね。

ただ、ちょっと調べてみたところ、よくわかっていないので疑心暗鬼のところがありましたね。

最初の「治安維持法のような言論の自由の抑圧」はまったくありませんね。

そもそもこの法案の対象は一般国民ではなく、主に国家公務員が中心になっています。

例えば2010年の海上保安官による尖閣ビデオ流出事件のようなものを抑止するものです。

また、都合の悪いことを「秘密」に特定し、報道の自由を抑圧するというのも違うようです。

基本的に報道機関は除外されていています。

もし特定秘密の取扱者と共謀し、漏えいした場合は報道機関も対象になりますが、

それは特定秘密保護法で始まったことではなく、今までの自衛隊法や国家公務員法でも同じで、

尖閣ビデオ流出事件の海上保安官も国家公務員法で送検されました。

違いは最高刑が重くなるくらいですね。

特定秘密で連想されるのが、山崎豊子の「運命の人」。実際にあった西山事件ですね。

毎日新聞の西山記者が、不当な方法で外務省の蓮見事務官から、

「沖縄密約」情報を聞き出し、野党に情報漏えいした事件です。

この事件は国家公務員法で処罰されました。ということは特定秘密法でなくても防げるということです。

こうしてみると、それほど大騒ぎすることもないように思えます。

ただ問題は特定秘密の指定基準じゃないでしょうか?

小さなこともすべて「特定秘密」に指定されたら、それこそ何もかも秘密裏に進めることができるのでは?

国家公務員の人や関係者も、日常会話すら危なくなる可能性もあります。

どうか、良識的に深く議論を進めて決めてほしいですね。





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