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中学生の自転車が男性はね意識不明。多発する自転車の高額賠償事例。傷害保険の非加入で自己破産も。 [社会]


6日午後17時頃栃木県で、中学生が運転する自転車に

歩道上を歩いていた59歳の男性が背後からはねられ、

意識不明の重体になる事故が起こりました。

警察は中学生の前方不注意の重過失傷害の疑いで事情聴取中です。

点灯はしていたようですが、後ろからの追突で、歩道上でもあるため、

事情はわかりませんが、ほぼ歩行者の過失は考えられないでしょう。


自転車事故の賠償問題が最近話題になっています。

小学生の息子の自転車事故で、9500万円の賠償命令が出た裁判は記憶に新しいですね。

高額賠償命令がでた判決は珍しいことではありません。

平成14年 中学生が高齢者をはね、約3200万円の賠償命令。

平成17年 携帯操作しながら運転していた女子高生が歩行者に追突、約5000万円の賠償命令。

平成19年 信号無視の自転車が横断中の女性をはね死亡、約5500万の賠償命令。

など。

このような高額な賠償命令を受け、無保険で自己破産も多発しているとのこと。

これじゃ双方不幸なことです。

自転車は手軽な乗り物で、交通ルールを守らなくても自動車のような取締りの対象にはなりません。

でも法律上は「車両」であることには間違いなく、事故を起こせばその責任は自動車と同等です。

高額賠償も当然のことなのです。

ただ一般的にその認識が薄く、自動車の任意保険加入率は73.1%(2012年3月末:日本損害保険協会)

自転車の保険加入率は10%程度です。

また、平成20年の道路交通法改正で、

自転車の歩道通行ができる要件を明確にし、車道走行のルールを厳格化しました。

それを受け、東京、横浜、名古屋、大阪など主要4地裁は

「歩道上の事故は原則、歩行者に過失はない」との見解を示しています。

このように、現在は警察の取締りがないため、信号無視や車道逆走など、

自転車の無謀運転は後を絶ちませんが、

私たちは確実に「自転車運転者の責任が重い」事実を認識すべきですね。

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